子育てする中で、運転できたほうがやはり便利で遠くにもお出かけしたいと思い、ベビーカー卒業の少し後に運転免許を取得しました。3歳双子を育てる中での教習所通いは大変でしたが、思いのほか子供の成長に助けられたりしつつ進めることができました。余裕のあるスケジュールや周囲の協力が必要ではありますが、やってよかったなぁと思います。
とは言え、夜泣きや子どもたちがもらってくる風邪に悩まされ、そして夏休みは完全に停滞するなどいろいろありました。育児のために免許取ろうかなと思われている方の、ご参考になれば幸いです。
- 運転免許を取ろうと思ったきっかけ
- 教習所通い
- 子どもたちの様子
- スケジュール通りにいかないことも
- 体調管理
- 家族の協力が必要だったイベント
- 免許取得後
- 免許を取って双子育児がどう変わったか
- 免許取得後に車に積むようになったもの
- 免許取得後3ヶ月目のまとめ
↓免許取得後の園の送迎や実際にどれくらい乗れているかはこちら
運転免許を取ろうと思ったきっかけ
- 坂の多い地域の双子育児には車が必要だった
- 子供から風邪をもらうので自転車送迎がしんどいことも
- こどもの興味が広がってきて遠くにお出かけしたくなった
ベビーカー卒業後、3歳双子と手を繋いで歩くのはなかなか大変だったというのが大きな要因の1つかもしれません。あとは、子どもたちの興味が少しずつ広がってきたのでもう少し遠くに行けたらいいなとも考えるようになりました。
坂がきつい地域での自転車(チャイルドトレーラー)送迎は、親が健康なときはいいのですが、風邪をひくとかなりしんどいことに、始めてみてから気づきました。
↑双子たちの愛車はエアバギーでした
教習所通い
通うペース
双子が3歳4ヶ月のときに、申込みをして実際には3歳半を過ぎたあたりからまともに通い始めました。ちょうど3月頃だったため、学生さんがたくさん通う時期や子どもたちの園の行事や春休みと被っていたので、4月後半の落ち着いた時期からペースを掴んでいきました。
取得にかかった期間は、かなり余裕を持ったスケジュールで5ヶ月半ほどかかっています。私の場合は、7、8月は暑さと子どもたちの夏休みでほとんど通っていなかったので、通常であれば育児中でももう少し短い期間で取れるのではと思います。
学科の勉強
学科はほとんどがオンラインだったので、かなり助かりました。
育児中の免許取得だと、オンライン学科のあるところだと負担がかなり少なく感じるのではと思います。応急救護と危険予測ディスカッションのみ教室で受ける感じでした。
技能のコマ数をこなすのはあまり問題なかった一方で、効果測定前の勉強を教習所内のタブレットを使ってオンサイトで問題を解かなければならなかったので、こちらにかなり時間を取られることに。
我が家の双子の幼稚園は、お迎えが13:50です。日中の時間が限られていることに加え、急行で一駅先くらいの少し遠いところに通ったので、滞在時間があまり取れないのがなかなか苦しいところでした。
意外と面白かった教習所通い
通った所は口コミ通り人間関係のストレスのない教習所だったので、育児中の大変な時期に行くのも苦ではなく、結果的によかったと思います。
技能教習ではよく指導員の方と世間話をしていましたが、子育て中のお父さんもいらっしゃいました。育児の話題でわいわいしているうちに50分過ぎていることも結構あり、思っていたよりも楽しかった記憶があります。
子どもたちの様子
通い始めは、子どもたちが風邪をものすごくひく時期で、親も随分風邪をもらってなかなか思うように通えませんでした。鼻が詰まるので、夜泣きも多く、このままでは、通いきれないのでは?と頭をよぎったのですが、子供たちの風邪が3周くらいした頃に夜泣きもなくなり、安定して通えるようになりました。
最初は、双子のうちの1人が母親が朝早く出かけるとごねることも。でも子どもたちも数ヶ月の間に成長して、運転免許センターに行く頃には、朝起きたときに母親がすでにでかけていても、説明したらしぶしぶ納得するようになっていました。
最初はかなり不安でしたが、子どもたちも徐々に慣れていって成長を感じることも多かったです。
スケジュール通りにいかないことも
自己管理をしているつもりでも、育児と並行しているとなかなか思うようにいかない時期も多かったです。
思った通りのペースでは通えなかったポイントは、次の4つでした:
- 夜泣き
- 子供の園で流行っている風邪
- 夏休み(子供の長期休暇)
- 効果測定前の勉強
体調管理
夜泣きに備えて早寝
次の日に技能が入っている日は、双子の夜泣きがあっても安全な走行ができるように早寝をこころがけました。
風邪対策
喉風邪をひきやすいのでかなり、体調管理には気を使いました。が、結局ものすごく風邪をひくことに。
あとは、自分も子供から風邪をもらいがちなのですが、指導員の方も同世代の小さいお子さんをもつお父さんたちだったりします。車内は決して広くはないので、お互いにマスクをして健康管理をしていました。顔見知りの指導員の方だと、自分や家族が風邪をひいているときは事情を話してウィンドウを薄く開けさせてもらったりしています。
園でどの風邪が流行っているかという話題は、先生たちとの鉄板の世間話でした。
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教習所が駅から離れている場合
駅から少し離れた教習所だったので、暑さや紫外線のダメージで疲れを出さないために日焼け止めや熱中症対策の日傘、水分補給などには気をつけていました。
あと仕事柄コンピューターを長時間使うので、夏の眩しさに耐えられないことも多く、教習所までの道はサングラスをかけていました。
技能教習の前にラムネで血糖不足を補う
50分間の運転中に頭が働くように、事前にラムネで血糖不足を補ったり、経口補水液で熱中症対策をしていました。ただ、40分くらいで急激に血糖値が下がることもあるので、他のものも一緒に食べることも多かったです。家に帰ると、子どもたちが勝手に鞄をあけて食べていたりも。
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家族の協力が必要だったイベント
時間的に幼稚園のお迎えに間に合わなかったり、朝が早すぎて子供の送迎を家族にお願いするイベントがいくつかありました。
効果測定は教習所によると思うのですが、私が通っていたところでは効果測定当日に解く問題集が用意されていました。問題集+プレ模擬+効果測定の時間を確保すると、お昼のお迎えの時間に間に合わなくなるので、家族に送迎をお願いしました。
運転免許センターに行く日は、5時に起きて子供のお弁当を作り、子供が起きる前には家を出るというかなり無理のあるスケジュールに。なので、数日前から睡眠や体調を管理してなんとか乗り切りました。お家が運転免許センターから遠い場合は、家族や周りのサポートが必須かと思います。
早朝に子どもたちのお弁当を作るときは、いろいろ間に合わなくて焼き菓子を入れることもありました。
育児中の教習所通いは、ある程度生活の手抜きをしたり周りに頼りつつ時間をつくっていたように思います。
免許取得後
免許交付当日
取得してから間を空けると乗らなくなりそうなので、交付された3時間後にはひとまず乗ってみることに。しかし、教習所のある場所がかなり平地だったのに比べ、自宅近辺はどこに行っても下ったり登ったり複雑な坂道。初日はかなり感覚の違いに驚きました。ハンドルの重さや、アクセルの効きなど教習車との違いに慣れるのに、数日かかっています。
私の場合、急な登り坂でもアクセルやブレーキの操作に無理のないシート調整をするのが一番難しかったです。ミラーとシートを微調整してしっくりくるまでに、1ヶ月弱かかった気がします。やってみないとわからないこともたくさんあると痛感いたしました。
子供達の反応
免許が交付されたその日に、3歳の双子が乗った状態で、家族と運転を代わったのですが、なんと、感のいい方の子が発進まえからめそめそ泣き出してしまいました。
普段座らない人間が運転席に座っているのが怖かったようで、「お母さん運転席から降りて」と言われてしまい、こちらも笑いつつ少し動揺。しかし、子供にも慣れてもらわなければと思いとりあえず発進しました。いつも車が動き出すと泣き止むタイプなので、今回も無事泣き止んで一安心。
その後2〜3回で慣れて、「降りて」と泣くことはなくなりました。
家族のために取った免許ですが、最初は全く歓迎されなかったというのが現実です。
練習
最初は家族に同乗してもらいながら近場の走行に慣れていきました。
幼稚園までの送迎で、安全な時間を選んで片道だけ運転したり、近くのショッピングモールやスーパーまで運転したり。
ショッピングモールとスーパーは午前の空いている時間に、屋上駐車場に駐車して練習しました。
少し慣れてきたら、近隣の施設など少しづつ範囲を広げています。
免許を取って双子育児がどう変わったか
- 園への送迎で体力が減らない
- スーパーマーケットで重たいもの(牛乳とか)が買いやすい
- 図書館に気軽に行ける
毎日の幼稚園の送迎が楽になるのは本当に良かったです。
花粉症の季節はとくにありがたみを感じます。
我が家の場合は、ちょっと遠くの園に転園できたのが、取ってよかったと思える一番のポイントでした。
あとは、図書館で家族全員分の貸出カードを使って、大量の絵本を借りることもできるのも大きいです。
双子育児と関係ないところでは、子どもの送迎のついでに旦那さんを駅に送ったり、いままで運転していた人の自由も確保できるのも良いなと思いました。
メリットの反面運動不足に
かなり体が楽になる一方で、見過ごせないほど運動不足に。。。体脂肪率がたった1ヶ月で増えるとは。。
免許取得して1人で乗るようになるまで
突然1人で運転するのはこわいので、まずは朝の幼稚園の送迎で子どもたち2人を園で降ろしたあと、駅で旦那さんを降ろして、1人で家まで運転してみました。
その次は、朝子どもたちを車に乗せるところまで旦那さんに一緒にやってもらって、そこから1人で運転して家まで帰ることに。
その日は、子供が1人熱を出していたので、熱がない方の子だけ園で降ろしています。熱がある方の子は、うわ言のようにとりとめもないおしゃべりを続けていたのですが、これが結構初心者には怖かったです。なんとなく気になる内容の不思議なおしゃべり、今後は熱のある子を乗せるのは注意しなければなぁと思いました。
3ヶ月目で旦那さんが助手席に乗ることが減るように
ずっと助手席に乗っていた旦那さんですが、ついに3ヶ月目でもういいかなと思えたそうです。それまでは、免許を取得した時期が遅かったのと、子供を乗せているので心配らしく、ほぼずっと助手席に乗っていました。
やはり夜泣きの日は危ない。。
教習所に通っていたときほど夜泣きに注意しなくなるので、つい少し就寝が遅くなったときに限って夜泣きがあるとことも。私の場合は、車の左側の距離感が若干良くなくなったり、見落としが増えたりします。。初心者なので寝不足の運転は避け、臨機応変に別の交通手段を使いたいところです。
免許取得後に車に積むようになったもの
三角停止表示板
三角表示板と停止表示灯は、教科書に載っていたのと、たまに高速を使うため積載しています。ただ、停車時に車外に降りて設置するのはかなり怖いというのが本音です。
三角表示板は色んな商品があったのですが、自動車メーカーの純正品に使われているメーカーのものを選びました。組み立ててみた感じは、高速道路の横風でも飛びそうにないしっかりとした作りと重さといった印象です。
停止表示灯
使う必要がないことを祈るけれど、車外に降りずに運転席から車の屋根に付けられるすぐれもの(車の側面にもマグネットで付くようです)。
道路交通法施行規則上の基準を満たすので、高速道路で停止する際に三角表示板の代わりに安全に設置できます。
我が家は、三角表示板をトランクにのせていますが、球切れや電池切れしていない限り、ダッシュボードにのせているこちらを使おうと思います:)
手のひらサイズで、バイクにも乗せられるそうです。
初心者マーク
教習所で渡された初心者マークは、マグネットと吸盤が1枚づつでした。吸盤タイプは、リアウィンドウの内側にを貼ってしまうと、途中で運転を交代するときに剥がしにくいというデメリットがあります。途中で運転を交代することも多いので、前後ともに剥がしやすいマグネットタイプのものにしました。
しかし最近の車は、車体の後ろが流線型でマグネット式を付けづらく、変な貼り方になっています。
microSDカード
事故や問題があったときに、ドライブレコーダーのデータが上書きされないようにすでにセットされているmicroSDカードを抜いて、空のmicroSDカードを代わりにさせるとその後が安心です。新しい予備のカードを車に乗せる前に、コンピューターでmicroSDカードの初期化をお忘れなく。最初に忘れていて、気づいた家族に指摘されました。
また、ドライブレコーダーが認識できる、容量が決まっているため上限の容量を確認してからの購入がおすすめです。ちなみに我が家は16GBのカードが最初にセットされていて、32GBが上限でした。
我が家はmicroSDカードを頻繁に抜き差しするので、念のため替えのカードを用意しています。
普段旦那さんが運転している道を覚えるためだったり、自分の走行に問題がないかチェックするためだったり、動画編集のためだったりといろいろですが、替えがあると便利です。
サングラス2種
助手席に乗っているときやかなり眩しい日用のダークブラウンのレンズと、トンネルや曇りの日、計器が見たいときも視界に問題のないライトブルーのレンズ。
どちらもフレーム太めで運転以外にも使用しています。ただ、パイロットがかけているようなティアドロップ型が一番視界がクリアだと思われます。もし似合うなら安全なティアドロップ型にしたかったです。
サングラスは安全のためでもあるのですが、目の健康のために運転以外でも役に立ってくれています。
[rakuten:move:10216550:detail]
ラムネ
たまーに血糖不足におちいるので。
旦那さんや子どもたちもついでに食べてます。
免許取得後3ヶ月目のまとめ
運転するようになって3ヶ月経つと、園の送迎や最寄りのスーパーでは安定して走れるようになってきました。道路工事やイレギュラーな事象も対処しやすくなってきたことろです。ただ依然、夜泣きや夜子供が起きてしまうとかなり危なく、別の登園方法もあったほうがいいのかなと思うこともあります。
交通量の多い時速60kmの道路は、走行するだけなら問題はないのですが、信号で入るのではなく、合流で入るタイプはまだまだ安定しません。
最終的には、高速、とりわけ空港に行くためにトラックの多い首都高湾岸線を使えるようになりたいのですが、現状ではまだかなり先になりそうです。教習所の指導員の方曰く、深夜の湾岸線・横羽線だと取得後1〜3年後がいいのではという話でした。
そんなかんじでできないこともまだまだ多いのですが、一番大きな生活の変化は、子供が幼稚園を転園できたことかもしれません。自転車では送迎できない少し遠い場所にも送迎できるので、免許取ってよかったなぁと思いました。
まだまだ、ステップアップや生活の変化は続きそうなので、都度追記できればと思います。
ご参考になりましたら幸いです。
↓その後の園の送迎+αの運転の記録です