双子も3歳になり、そろそろベビーカーの卒業が見えてくる時期になってきました。エアバギーココダブルは最高なのですが、1人降りると左右のバランスが崩れるのが横型の弱点。ベビーカーを1人ずつ卒業したい我が家は、縦型かつ、後ろ席が立つ・後ろ向き座り・前向き座りと3通り使えることから、ジュービー カブースウルトラライトを購入してみました。2人乗りベビーカーを4台使った我が家の、感想とレビューをまとめています。
- ジュービー カブースウルトラライト(Joovy Caboose Ultralight)を選んだ経緯
- スペック
- 子どもたちの反応
- 前と後ろで喧嘩にならないか
- 使用感
- ベビーカーでお出かけ
- 2人乗りベビーカーを4台使った我が家の感想
- まとめ
- 我が家で使った2人乗りベビーカー
ジュービー カブースウルトラライト(Joovy Caboose Ultralight)を選んだ経緯
3歳のベビーカー卒業間近の双子たち。安全を確保しつつ歩かせたいのと、スーパーや書店でのお買い物体験ができるとうれしいと思い、コンパクトな縦型ベビーカーを探してたどり着きました。3歳だと、道路では概ね手をつないで歩けますが、やはり興味があるものをみつけるとしゃがみこんでしまったり走り出してしまったりは多々あります。
バギーボードも一瞬考えましたが、坂の多い地域で押すのが難しそうなため今回は見送ることに。急な上り坂ではハンドルに近づいて押す必要があるので、今回は縦型2人乗りベビーカーに絞って探しています。
kinderwagon DUOシティHOPⅡと悩んだのですが、ジュービー カブースウルトラライト(Joovy Caboose Ultralight)を最終的に選びました。決め手は、持ちてのバーが別れていない形状だったことと、後部座席が後ろの席が立つ・後ろ向き座り・前向き座りと3通り使えることでした。
あとは、エアバギーココダブルをメインベビーカーとして3年間使っていたこともあり、走行性の良さやタイヤの大きさも大きなポイントでした。
今回はベビーカー卒業間近かつ、4台目なので、ユーズドのお品を購入しています。
↓坂の多い地域なので、ベビーカーストラップは必須
スペック
サイズ
(開)約105.4x54.6x93.98cm
(閉)約55x27x109cm
重量
10.9kg
対象月齢
(前席)3ヶ月~/20kgまで/112cmまで
(後席)2歳半~/20kgまで/112cmまで
子どもたちの反応
2人とも新しい縦型ベビーカーに慣れてくれました。双子のうち1人はエアバギーより自分で乗り降りできるジュービー カブースのリアシートに乗りたがることが多いです。もうひとりはおそらくエアバギーの方が好きなのではという印象です。親もそうですが、子供の好みもそれぞれのようです。
我が家の子どもたちはかなり慎重派なので、外でいきなり乗るのはやめて、リビングで車体に慣れてもらうことにしました。最初は1人しか乗りたがらなかったものの、もう1人も楽しくなってきて後部座席に座ったりステップに立ったり。前席・後ろ席の取り合いは起こらず、想定していた子が乗ってくれました。
翌日、近所の公園まで乗せてみることに。より慎重派の子の方は、初日だけ後部座席に乗せるのに少し苦労しましたが、きつめの坂道も3歳だとずり落ちずに乗ってくれています。
公園の帰りは、後ろの席を乗り降り可能な状態にして乗せてみました。割とすんなり乗ってくれて、今の所楽しそうにしています。小柄なので、立った状態で坂道やでこぼこ道はまだ安定しないですが、そのうち慣れてくれそうです。
前と後ろで喧嘩にならないか
我が家の場合、幸い棲み分けてくれました。前後の席を各人が自分の席だと思っているみたいです。
出先でちょっと飽きると無言で席を交換してることも。
使用感
操作性
まっすぐの走行はすいすいです。タイヤが大きい分、カーブや方向転換も思ったほど力がいりません。身長158cmの私が105cmの高めのハンドルを持つには、バーの持ち方に少しコツがいるようで、まっすぐの走行のときは水平部分を持って、方向を変えたいときはバー側面の上側を持つと力をかけずに走行できます。
いままで使用したエアタイヤの2人乗りを2台に比べると、やはり操作性はエアタイヤにかなわないのですが、車体長めの縦型に比べると格段に操作しやすかったです。
また、エアタイヤに比べると、でこぼこ道や坂道は手首への負担が少しあります。
ロック
ロックは軽い力でかけることができます。ただ3歳双子男子が本気でベビーカーを揺らすと、徐々にロックが上がって外れてしまいます。子供が乗っている状態でも揺らしすぎるとロックがゆるくなるので注意が必要です。心配であれば、ベビーカーストラップを腕に通しておくと安心かもしれません。
重さ
平でまっすぐの道を押すときはエアタイヤにくらべて若干重いくらいの印象です。上り坂はエアバギーより3kg軽いので楽に感じます。折りたたんで外階段を登り降りするときは、持ちやすさの関係からエアバギーと大きな違いは感じませんが、若干軽いです。車への積み込みも他の10kg台のベビーカーと大きな違いは感じません。
折りたたみと自立するかどうか
折りたたみづらさが多少あるので、電車やバスでおりたたむ感じではなさそうです。
縦置きでの自立はしません。外食時は、横倒しにして、テーブルの脚に立てかければ、あまり通路の邪魔にならず置くことができます。
↑横倒しするとなんとか自立
↑縦置きするとかなり高さが出ます(115cmくらい)
↑我が家では縦置きして、壁が汚れないようにカバーをかけて収納しています
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座席の快適さ
エアバギーココダブルに比べると子供がずり落ちる感じがあるので、シートベルトはある程度の月齢まで必要だと思われます。
キャノピー
割と浅めのキャノピーですが、ある程度カバーしてくれます。
購入したのが冬だったのと、子どもたちがキャノピーを好まないため、我が家では外してつかっています。暖かい季節は帽子で対応することになりそうです。キャノピーを外すと子どもたちに声掛けがしやすいといったメリットも。双子育児の場合は前に座る子も同年齢なので、しゃべりかけやすいのはありがたいです。
車のトランクに積み込む
ソリオとマツダCX-30で試してみたところ、ソリオは問題なく積み込めて、マツダCX-30はベビーカー前席のカップトレーを外すと積み込むことができました。
メインで使用しているエアバギーココダブルは乗せることができない車も多いので、縦型の方が乗せやすい印象です。横型ベビーカーは旧型のセダンタイプのタクシーのトランクも閉まらなかったりいろいろあります(トランクを紐で固定してくださる運転手さんもいてなんとかなっています)。でも、最近増えてきたジャパンタクシーという車種であれば横型もすんなりのせられるので、おでかけも少しづつ楽になってきています。
ベビーカーでお出かけ
書店
狭い通路の書店もスムーズに通れます。反対にかなり広い通路の旗艦店のような本屋さんは、エアバギーココダブルでも問題ありません。本を見たい子供が自由に降りれるので、3歳の現在はジュービー カブースウルトラライトのほうが楽しそうです。
スーパーマーケット
どのレジでも通れる安心感があります。ただ、平日の空いている時間であれば、操作性のよいエアバギーココダブルが楽なこともあります。
IKEA
土日の込み方だと、幅狭目のジュービー カブースウルトラライトはとても取り回しが良いです。エアバギーココダブルだと幅が広いのでちょっと通りにくいかもしれません。
ただ、L字に曲がることが多く、コツを掴むまではエアバギーココダブルよりも力がいります。低月齢の双子ちゃんとエアバギーでいらっしゃっているご家庭を見かけましたが、小さいうちはエアバギーのほうが安心感があるなぁと感じました。
双子が2歳のときに、joie Evalite Duo ジョイーエヴァライトデュオでもIKEAに来たことがあるのですが、長さ120cmのジョイーエヴァライトデュオに比べると、96.5cmのジュービー カブースウルトラライトは、曲がり角の多い店内で手首への負担がかなり少なかったです。
2人乗りベビーカーを4台使った我が家の感想
他のベビーカーにはないメリット
横型・長めの縦型ベビーカーで入りづらかった場所にも行ける
図書館・書店・レジが狭いスーパーを試してみましたが、問題なく入ることができました。リアシートに座っている子が今まで入りたかった書店に入れたので、うれしくて自分で歩いてすたすた本を見に行っていたので、今まで横型ではできなかった体験ができている感が強いです。
お店で過ごすルールを教えたり、いろんな商品を見て刺激を得たり、お店に入れたことがこのベビーカーを買って一番よかった点かもしれません。
縦型の中では押しやすい
まず縦型二人乗りなのに、長さが96cm。縦型は他に、joie Evalite Duo ジョイーエヴァライトデュオを使用したことがあるのですが、長さ120cmなので、方向転換のときや平でない道を渡るときに手首に力がかかる印象でした。縦型特有の手首への負担は好みが大きく分かれるところですが、夜泣きや抱っこの多い時期だと負担を強く感じるかもしれません。ジュービー カブースウルトラライトは、まっすぐの走行ではバーのトップを持って、カーブなど方向を変えるときはバーの側面を持つと手首に力をかけずにかんたんに向きを変えることができます。バーが2つに別れておらず、つながっていることも、1人の手を引きながら片手でベビーカーを押すことときに便利です。
とはいえ手首への負担は、やはりエアタイヤのベビーカーが一番少ないので、育児のフェーズに合わせてベビーカーを選ぶのもよいかなと思います。
軽い
2人乗りベビーカーをたくさん使ってみた中で、10kg台は軽いです。13kg・16kg台のエアタイヤのベビーカーは走行性抜群だったのですが、3歳になると上り坂でかなりの重さを感じます。坂が多い地域で主に使用しており、2歳までは大丈夫だったのですが、3歳の現在は坂道では体調によっては辛さを感じるレベルの重さです。10kg台だと短時間なら会話しながら坂を登れる印象です。
オプションのリアシートで前向きにも座れるように
後ろの席が、後ろの席が立つ・後ろ向き座り・前向き座りと3通り使えることで、双子のうち1人をベビーカー卒業に近づけたい我が家では、そのときに状況に合わせて使えるのもとてもありがたいです。どうしても降りてほしくない状況だと、後ろの席も前向きに座れる安心感もすごく良いです。
リアシートの乗り降りがしやすい
今までほぼエアバギーココダブルに乗っていた子供でも、簡単にリアシートの乗り降りに馴染みました。
エアタイヤではないメリット
タイヤのパンクの心配がないのは大きいです。エアタイヤのベビーカーはかなり操作性が良いのですが、出先でエアバギーのタイヤがパンクした方を見かけたことがあるのですが、赤ちゃんをのせていても操作がつらそうでした。我が家はまだパンクしたことはないのですが、すぐ走り出す3歳双子とのお出かけでパンクすると詰みそうです。
他のベビーカーと比較したデメリット
荷物入れが若干小さめ
エアバギーココダブルやjoie Evalite Duo ジョイーエヴァライトデュオはかなりの容量がはいるので、気になる方もいらっしゃるかもしれません。荷物入れの生地がたるみやすいので、あまり重いものはいれられません。ベビーカーフックがあると便利そうです。
後ろの席がスライド式で少し動く
あとは、後ろの席がスライド式なので、座面が走行中に動いてしまうのが少し気になります。しかし、今の所子供からは不便だとは言われていません。
歩くときにステップに足が当たることがある
ハンドルの取り付け角度が通常のベビーカーより垂直に近いので、ステップが近いのが難点です。しかし、バギーボードを取り付ける場合に比べると普通に歩けるのと、慣れると当たりません。
人混みの多い場所は少し操作しずらい
エアタイヤベビーカーは少しの力で走行中も微妙に方向を変えることができるのですが、こちらのベビーカーは少し方向転換に力が必要です。なのでかなり人が多い場所だと、細かく力がかかることも。双子育児も抱っこが減ってきている時期なので問題を感じませんが、夜泣きの時期など手首を痛めているときは少ない力で曲がれるベビーカーの方が適していると感じました。
でこぼこ道での操作性
フレームの頑丈さがエアバギーとは全く違うので、でこぼこ道や複雑な傾斜の道では、ハンドルやフレームがきしんでうまく力が伝えられないことがあります。
ハンドルの高さが高い
ハンドルは105cmと、海外ベビーカーらしい高さです。身長158cmの私には少し高く感じます。特に上り坂は高く感じやすくなるので、丘陵地にお住まいで身長150cm台の方が押す場合は、エアバギーのほうが向いていると思います。
まとめ
全長短めかつ操作性の良い縦型という意味で、双子が3歳過ぎてから買ってよかったと思います。1人自由に乗り降りできるので、少しずつ店内や道路での振る舞い方を教えてあげられるのが一番よかった点かもしれません。使用月齢が限られるベビーカーではあるので、生まれたばかりの赤ちゃんの場合は、操作性や乗り心地の良さそうなエアバギーのほうがより安心できるかと思います。いずれのベビーカーも再販価値が高いので、時期によって使い分けて持つのもありかなと思いました。
↓我が家で使用したベビーカー4台はこちらです
ご参考になりますと幸いです。
我が家で使った2人乗りベビーカー
ベビーカー卒業後は、運転免許を取得しました